東かがわ市の楽しみ方

先日、こんなニュースを見ました。

高速道路料金の休日1,000円の効果がなく、観光客がやってこないのだとか。
確かに東かがわには、これという観光の目玉がありません。でも、うちはそれなりに東かがわを楽しんでいるんじゃないかと思うのです。
ということで、東かがわの魅力、楽しみ方をご紹介してみようかと。

まず、東かがわ市の位置ですが、名のとおり、香川県の東のほうにあります。隣はもう徳島県です。

産業としては手袋製造で有名ですね。全国シェアの90%ほどを占めているんだとか。
まあ、その辺もあんまり世間には認知されていません。僕も手袋の町であるとか湿布を作っているんだというのは、仕事で関わった東かがわのクライアントから教えてもらって初めて知りました。

では、東かがわのおすすめスポットと楽しみ方。

引田の町を案内した手描き鳥瞰図のまち歩きマップがあるのですが、グラフィックデザインが楽しいです。

古くからの醤油屋です。国の登録有形文化財に指定されている建物が魅力。
赤いベンガラとなまこ壁、古い瓦屋根はスケッチをするにも写真を撮るにもよい対象です。最近はうどんやカフェもしているようです。

かめびし屋のすぐ近くにある江戸時代築のお屋敷（旧佐野家住宅）。母屋と複数の蔵があります。母屋の室内や庭の見学ができます。（有料）

旧引田郵便局。その建物を改修したカフェになっています。
改修したといっても、内外装ともにあまりいじってない感じ。ハイサイドライトとなる八角形の窓が並ぶのが今建築の特徴。このカフェは引田に寄ったら外せないポイントでしょう。

以前、手袋工場だった建物を活用したギャラリー。昭和の手袋工場が再現されています。

わかる人はわかると思いますが、こういう町の路地裏の風景はさりげなくいけてます。

同じ場所にある白鳥温泉のほうが知られているようですけど、この黒川温泉には、なんといっても貸切露天風呂があります。
川沿いにあって山の緑を見ながら温泉を楽しめます。以前と申し込みのシステムが変わったようで、最近は予約が可能になっています。

東かがわには、こぢんまりした海水浴場がいくつかあります。東かがわの西隣のさぬき市に津田の松原という香川では有名な海水浴場があります。人がそこに流れて、こちらにはあまり来ないのが美点。夏には小さな海の家も出るようです。

おすすめしたいのは、夏以外の季節。秋や冬の海には趣きがあります。

山田海岸の近くには、番屋海岸という小さな砂浜もあります。

人によっては結構なカルチャーショックを受けるかもしれない動物園です。放し飼いのウサギや、いたるところにつながっている犬（サルも一緒にいた）、園内を支配する独自テイスト。
ちょっと他の動物園では味わえない体験ができると思います。

動物に関心がない人でも楽しめるかもしれません。

とらまる公園、ベッセルおおち。

わかりやすい大衆向けの観光地や名物目当てもよいですが、自分なりの嗜好を持って、各町々を楽しむのもよいものですよ。がんばれ～東かがわ。